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by sinsama2
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ブッダの人と思想   6

 NHKブックス「中村元他著」の「ブッダの人と思想」の第6回めにあいなりました。こういう、真面目なシリーズを続けることこそ、脳みその退化を押さえるのに大変効果があるとか・・・

 ブッダは、「真のバラモン」は何かということを説いたのでありまして、考えようには、真のバラモン教の宣教者でもあった、と書かれております。これが、時代が経過するのに従い「仏教」という明確な宗教に独立していったとも、記載されております。

 しかしながら、ブッダは、「バラモン」とか「クシャトリア」とかいう、階級的社会構造については、根本的には、否定しておりました。(この記述は、直メールでコメント指摘頂きました。感謝です)
従いまして、バラモン教とは、こうした意味でも、ブッダは当時からオリジナリティー溢れた思想の持ち主であつたのだろうと感じられます。

 それらは、後世、仏教のスローガンとなるものであった、と明確に記載されております。

 「一切の形成されたものは無常である。」(諸行無常)と明かな智恵をもって観るときに、人は苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。
 「無常」とは・・・サンスクリット語で「アニトヤ・anitya」と言い、消滅変化してうつりかわり、同じ 状態に止まっていないこと、という意味(新仏教辞典・中村元編)
 「一切の形成されたものは苦しみである」(一切皆苦)と明かな智恵をもって観るときに、人は苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになるときである。
 「一切の事物は我ならざるものである。」(諸法非我)と明かな智恵をもって観るときに、人は苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。   
 
    「ダンマパタ」より・・・(パーリ語で伝えられた原始仏典)

 「一切の形成されたものは無常であり苦である。一切の事物は我ならざるものである。」と受け取って生きることが、清らか(清浄)な生きかたであると言っております。
 清浄な生きかたとは、全て一つのことを指しているとのこと。つまり「執着」を離れなさい!ということだそうであります。

 ブッダの教えを実践することとは、う~ん!小生には、執着だらけで、難しすぎますわ!^^
by sinsama2 | 2005-02-27 12:47 |