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人生今後とも楽しく生きるための糧


by sinsama2
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2005.3.6 ブッダの人と思想  7

 NHKブックス「中村元他著」の第7回めとあいなりました。このシリーズ、小生も実は理解するのに難しいため、小刻みでチビリチビリとしたためております。

 前回は、ブッダの教えの根本は、すべての方向が「無執着」を指しているということでした。
古来より、「七仏通誡偈(しちぶつつうかいげ)」という詩があり、これは仏教における実践とはどういうものかを具体的に述べたものと、記載されております。

 諸悪莫作(しょあくまくさ)    もろもろの悪をなすなかれ
 衆善奉行(しゅうぜんぶぎょう) もろもろの善を奉行せよ
 自浄其意(じじょうごい)     自らその意を浄めよ
 是諸仏教(ぜしょぶつきょう)  それが諸仏の教えなり

 この一句は、あたりまえのことを言っているように思えます。しかしながら、この本の著者は「当たり前のこと実践することは、必ずしもやさしいことではありません。特に注目しなければならないのは、3句目に、自らその意を浄めよ、とあることです。これは、ブッダの清浄行のことであります。」と記載しております。

 仏教の修行は、ブッダ以来今日まで、自己浄化を強調してきたとのこと。これが、仏教の修行の根本であり、念仏、唱題、座禅、読経、懺悔などの修行の全重量が、この一句にかかっていると記載されております。

 ということは、「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」を唱えること、及び「経典」を読むことは、自己浄化のための修行の方法であると理解できます。唱えなければ、地獄に落ちるぞ!と脅かす宗教関係者が存在しますが、そのようなことは、ブッダの本来の姿を全く理解していない者であると思われます。

 宗教団体の幹部の連中に、こんなこと言う人が、意外と多いのですわ~
by sinsama2 | 2005-03-06 19:17 |